#重読図書は、自分軸を大切にしているサガステが今までに何度も重読し、マインド形成や人生を変えるきっかけとなった書籍を紹介するシリーズです。
今回紹介するのは、本田直之さんと四角大輔さんの「モバイルボヘミアン」。
ぼくの一番のバイブルといっても過言ではなく、自分軸の土台となるマインドはこの本から生まれました。
いまの生き方や働き方に迷っていたり、旅好きの方にはブッ刺さること間違いなしなオススメの一冊です。
自分にとって有益なのかな?
こんな悩みをお持ちの方に向けて、「モバイルボヘミアン」の要約とレビューを紹介していきます。
モバイルボヘミアンめちゃくちゃオススメです!
【結論】こんな本です
結論
- 職場に縛られずに旅するように働き、暮らす、自由な生き方を提示してくれる本
- ワークスタイルではなくライフスタイルを優先した生き方のハウツーを教えてくれる本
こんな人にオススメ!
読むべき人
- 今の働き方に疑問を抱いている方
- 自由に働きたいけど、具体的な道筋が見えていない方
- 海外で生活してみたいけど、完全移住はハードルが高いと感じている方
- 旅好きで多拠点生活に憧れる方
オススメできる理由
読む前のぼく(背景ときっかけ)
この本を読む前のぼくはこんな不安や憧れを持っていました。
- 定年まで一つの職場に勤め続けることへの不安
- 海外生活への漠然とした憧れ
- 何かと不安定な将来のために個人で稼げるようになりたい
ホワイトな職場で、学生時代に憧れていたやりがいのある仕事に就いて一年。
当時は居心地がいいからこそ、このまま同じ環境に留まっていていいのかという不安を感じるように…。
ただレールの上を走っていた学生時代を終え、自分のやりたいことを初めて本気で考えるようになった時期でもありました。
ここで少し昔話を。
2020年1月18日、大阪北新地のとあるバー。
初めての北新地で緊張しながら入ったそのバーは、大学時代の友人と当時通っていた徳島の名店
「BAR TOYOKAWA」のひょうきんなマスターのお墨付き。
薄灯りのいい感じの雰囲気の中、ひっそり声でそれはそれはたくさん語りましたよ。
なにげないぼくの一言に深く共感してくれた友人(TK)は、無言で固い握手を交わした後この本を紹介してくれました。
モバイルボヘミアンにはぼくが悩んでいたこと、やりたいことがに言語化されており、この本を読んだことでぼんやりとしていた自分軸がクリアになりました。
ぼくの発信活動のルーツは間違いなくあの夜ですし、モバイルボヘミアンを読んで人生の指針がはっきり定まりました。
そんなぼくの人生こう変わった
オススメできる理由
- 自分の理想の生き方の解像度が上がった(自分軸の設定)
- 自分軸で生きていいこと学んだ(固定観念からの脱却)
- 旅の向き合い方が変わった(暮らすような旅)
- 発信活動をスタートさせた
- 読書で人生が変わることを知り、本を読むようになった
本嫌いだったぼくがここまで変わりました。
同じような悩みのお持ちの方には必ず読んでほしい一冊です。
あらすじマップ
全体的な内容はこの通り。
◼︎モバイル [mobile]
動ける、動かしやすい、機動性のある、移動型の
◼︎ボヘミアン [bohemian]
古い習慣にとらわれない人、自由奔放に生きている人
◼︎モバイルボヘミアン [mobile bohemian]
仕事のために生きるのではなく、自分の好きなことをライフスタイルの中心に据えながら、旅するように働き、暮らす、自由な生き方のこと。
「ワークライフバランス」がさけばれるようになったり、「好きなことで、生きていく」というキャッチフレーズが流行ったり、ジョブ型雇用が浸透してきたりと、働き方のトレンドは時代と共に変化してきています。
著者の本田さんと四角さんは、常識が簡単に変わっていく時代の変化の中で、次の10年の働き方や生き方を真剣に考え直すことは重要であり、テクノロジーが進歩した今それらを駆使することで多様なライフスタイルを実現することができるといいます。
もともと会社員だった背景をお持ちで、その後「ノマドの先駆者」と呼ばれたお二人が、これまでに実践してきたより流動的で自由な生き方は、固定的で古典的な働き方に悩んでいる会社員の方々に共感を与えるものだと思います。
① モバイルボヘミアンの生き方とは
ライフスタイルで住む場所を選ぶ
心の故郷とは、自分が生きるうえで拠りどころになる場所のこと。自分の生まれ育った土地や、実際の故郷でもないし、働くためだけに住んでいる街でもない。自分自身を取り戻すことができ、もっとも安心して暮らせる場所のこと。ぼくはそういった場所(=心の故郷)を「ホームプレイス」と呼んでいる。
今はモバイルテクノロジーを使いこなすことさえできれば、都会、地方いずれにいても、さらには移動しながらでも仕事ができるようになった。であれば、住む場所を決める基準はもはや「仕事」ではない、ということになる。住む場所を仕事中心ではなく、「自分のやりたいことを中心」に決めることができれば、必然的にすべての時間を、そして人生を、「自分のもの」にしていくことができる。
心穏やかになれて、自分らしくいられる場所で長く暮らすことで、必然的に、肉体や頭脳が整い、メンタルを安定させることができる。すると自然に、モチベーションや集中力が持続するようになる。それに比例して創造性とパフォーマンスが向上し、仕事の生産性と質が高まり、収入にも直結するようになるからだ。
今まで当たり前だと思っていた仕事中心の生活。
住む場所も、活動する時間も、価値観も、あらゆることが仕事を軸に決められていて、今までそれを疑ったことすらありませんでした。
仕事ではなく自分がやりたいことを優先して生きている人がいて(しかもおふた方とも元会社員)、それが選択肢として実現可能であることをは、固定概念をひっくり返るような衝撃で自分の不安を払拭してくれるものでもありました。
場所、時間、人間関係、あらゆる束縛から解放され、心身共に健康的な自由な生き方。
もはや大富豪だけの特権ではなく誰でも実現できるライフスタイルなんですね。
旅するように生きる
旅するように生きていると、毎日が「非日常」となり、強烈な刺激と劇的な気分転換に、繰り返し遭遇する生活が「日常」となる。こうした生活を続けていると、思考は自然に柔軟になっていく。そうやって得た思考の柔軟性は、あなたのクリエイティビティを拡張してくれる。
旅で費やす時間もお金も、ぼくたちにとっては「消費」ではなく、すべてが「収入につながる投資」だ。そして、そこで「見て聞いて感じる」すべての経験は、仕事や暮らしのアウトプットにつながる、大切なインプット行為となる。
移動生活とは「時間を区切るライフスタイル」とも言えるのだ。「〆切」の頻度が多くなることによって、生活にメリハリが生まれると、時間がいかに大切か、を実感するようになる。本当に今、「やるべきことはなにか。会いたい人はだれか」ということを、より真剣に考えるようになるのだ。
ぼくはもともと観光地を消費する旅よりも「暮らすような旅」が好きでした。
同時に「旅のような暮らし」に憧れていました。
そんなぼくの気持ちを的確に代弁してくれたと同時に、旅の経験がコンテンツになることを知れました。
仕事とプライベートの垣根をなくす
「仕事で疲れたから休みがほしい」がない生き方。
周りからは退屈がられますが、ぼくも休日の発信活動や自己研鑽が楽しいので、垣根をなくすスタイルに向いているかもしれません。
② 会社員からモバイルボヘミアンになる方法
ミニマムライフコストを把握する
自分の生活はいくら稼げば成り立つのか。完成した収支表(家計簿)は、あなたの「人生のムダ」の映し鏡となる。それを把握した状態で生きることが、お金への焦りや、お金を失う恐怖からの解放につながる「自由への近道」なのである。
「あなたの人生で本当に必要なことにはお金を投資せよ」、「あなたの人生をつくる重要なモノは必ず手に入れよ」と、ぼくは言いたいのである。つまり、人生を「不自由」にするものにはお金をかけず、人生を「自由」にするものにお金をかけよ、ということだ。ぼくにとってそれは釣りや登山、旅やデジタル機器がそれにあたる。
稼ぐことに執着しすぎて、自分軸を見失っては本末転倒。
フランス人は好きなものに対してはとことんお金を使うけれど、それ以外には超節約家であるという例えは皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか?
僕も最近これを真似ています。
コンビニにはほとんど行かなくなりました。
単純にお金を貯めるためではなく、人生を豊かにしてくれるものや本当に自分に大切なものにちゃんとお金を使えるように、普段のちょっとした無駄遣いにとことん向き合ってみようと絶賛生活見直し中です。
これを機に今まで目を瞑りがちだった収支管理を始めました。
スキルと発信力を身につける
今はマニアックであればあるほど、ブランドとコンテンツの価値が高まる時代。自分が本当にやりたいことを狭く掘り下げて、SNSやメディアで発信していると、徐々にそれがオンリーワン・コンテンツとなり、興味を持ってくれる人が現れる。
自分が本当に好きなことだからクリエイティブになれる。周りから「もっとがんばれ」と言われなくても、高い集中力を保ったまま継続できる。だからこそ、人が振り向くような表現活動を続けられる。そしてそこに、唯一無二の市場価値が生まれるのだ。
社会で通用するベーシックスキルと武器となる専門スキルの習得、好きを極めた知識とSNSを活用した発信力。
これらを掛け算することで唯一無二の希少価値が生まれます。
個人ブランドとは、クレイジーになれるものに情熱と時間とお金を投資した結果だと語られています。
ぼくが始めたのは、大好きなサウナを極めること。そしてそこで得られたエッセンスを発信すること。
ベーシックインカムをつくる
1社のみから多額の報酬を受け取る「依存型」よりも、「複数からの小口収入」もしくは「スキル交換スタイル」で、多方面から定期的に入ってくることが重要なのだ。会社員にせよ、フリーランスにせよ、「1社依存型」のままだと、「不景気で会社の業績が下がったので給料を減らします、契約を切ります」と言われても対応できない。世の中の景気やクライアントの業績といった、自分でコントロールできない存在に、一度しかない自分の人生が振りまわされる。それはだれもが避けたいはず。
発信の次のステップとして、個人ブランドと発信力で得られた影響力を武器に専門メディアに売り込み、報酬を得ることが書かれています。
このとき、移動生活を安定的なものにするために、多方面から定期的に入ってくる収入を構築することが重要です。
ぼくのネクストステップはここですね。
「旅」そのものを生活にする
50代や60代の中で、いまだに強烈な魅力を放っている人はみな、やはり若いときにいろいろな世界を見た経験を持っている。そして、彼らに共通している特徴は、「断然これが好き。やりたいのは絶対これ」という揺るがぬ自分軸を持ちながらも、年齢に関係なく、自由自在に変化し続けているところだ。世界は広いという事実を体感として「リアルに」知っていて、土地ごとに多様な人々や、無数の価値観が存在することを理解している人。そのうえで、あらゆる変化や進化を受け入れる度量を持ちながら生きている人。
旅に出てあらゆる環境に身を置くことで、変化し続けるマインドと揺るがない自分軸を構築できるとのこと。
やはり旅は最高だと再認識できました。
③ 整えておくべき3つのこと
身軽なギアを装備する
物理的に身軽になるためにも、精神的なノイズを減らすためにも、ミニマル思考は大切。
ノイズとなる無駄なものを身の回りから排除し、愛着の湧くこだわりアイテムに囲まれた生活を心掛けましょう。
フットワークを軽くするために、できるだけ軽く、小さく、機能的なギアを選定するのが吉です。
テクノロジーを使いこなす
旅するように生きるためには「楽をするための努力」が不可欠。
本書ではオススメのアプリやサービスが数多く紹介されています。
価値観と共にテクノロジーの知識も常にアップデートしていきたいものです。
毎日のルーティンをつくる
「移動し続ける生活」と聞くと、すごく楽しそうな響きがあるかもしれないが、ある意味、安定とは逆の生活であるため、肉体的には過酷であることは言うまでもない。体と脳のパフォーマンスをつねに高く維持するために、体調とメンタルを安定させる必要がある。そのために、睡眠、トレーニング、食事といった「ライフスタイルインフラ」を整えることに、徹底的に気を使っているのである。
超フレキシブルで自由度が高い生き方だからこそ、体はもちろん、特に心の調子とライフスタイルを安定させるために、逆に「ルーティンを決める」、「習慣を決める」ことがとても重要になってくる。
ルーティンの大切さは、その他多くの自己啓発本やビジネス系インフルエンサーの方の発信でも語られていますね。
実際僕も超怠け者なので、あることを継続することを努力するよりも、継続できる仕組みやルーティンを構築する努力をするようにしています。
朝白湯、朝カフェ、有酸素運動、睡眠時間などがその一例です。
「ルーティンって毎日同じことの繰り返しでつまらないんじゃない?」
そう思っていましたが、実際やってみると継続するための仕組みとして超怠け者を動かす力があるなと実感しています。
フリーランスのような働き方をするのであれば、なおさら必須なスキルであることは言うまでありませんね。
大好きな一節
旅行者であれば、旅先というのは、観光やバカンスを味わう場所にすぎない。しかし、モバイルボヘミアンにとって旅先は、単なる「休息地」ではなく、「暮らす場所」であり「働く場所」なのだ。ぼくが旅先に着いて最初にすることは、街で一番景色がいいエリアを歩きまわり、ベストカフェを見つけ出すこと。そして、もっともいい席を確保してMacBookを開く。
この文章には頷きすぎて首もげました。
ネクストアクション
次のゴール
- ホームプレイスを見つける旅を続ける
- 専門スキルを磨くために本業をがむしゃらに取り組む
- 発信活動を続け、影響力を拡大させる
- まずはフォロワー1,000人(執筆時:731人)
- 1円の収入を得る
- こだわりアイテムの探求
- 毎日のルーティンの継続
まとめ
改めて結論です。
結論
- 職場に縛られずに旅するように働き、暮らす、自由な生き方を提示してくれる本
- ワークスタイルではなくライフスタイルを優先した生き方のハウツーを教えてくれる本
読むべき人
- 今の働き方に疑問を抱いている方
- 自由に働きたいけど、具体的な道筋が見えていない方
- 海外で生活してみたいけど、完全移住はハードルが高いと感じている方
- 旅好きで多拠点生活に憧れる方
新しい知見や発見があるというよりは、漠然と抱いていた理想の働き方や生き方をお二人の原体験に基づいて言語化、代弁してくれる本です。
上記のような悩みをお持ちの方にはバッチリハマると一冊だと思います。
日本人は何かと変化を拒みがち。
自分がやりたい理想のライフスタイルを見つけ、実現するための方法を知りたい知りたいというそこのあなた!
ぜひ手に取ってみてください。
本田直之さんの運営メディア
四角大輔さんの運営メディア
ぼくの詳細なプロフィールはこちら。
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プロフィールとごあいさつ
当ブログにお越しくださりありがとうございます。 ぼくのプロフィールとブログのコンセプトについて簡単に紹介します。 各所でちょこちょこ顔を出しています、サガステと申します。 本業は医療従事者で、サウナー ...
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以上になります。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。